南極大陸最高峰ビンソンマシフ遠征記⑨夢

2026年1月2日(金)

ビンソンマシフのベースキャンプ(BC)2140mは、ユニオン・グレイシャー基地と比べて気温がぐっと低く、気温は−20度前後です。さすがに昨夜は寒さを感じましたが、大きな問題はなく、しっかりと眠ることができました。

今朝は5時30分に起床しました。まだ誰も起きてこない静かなベースキャンプで、この旅で恒例となってきた「野筆」(野外用の書道セット)で書道をしたり、日記を書いたりと落ち着いた時間を過ごしました。

お湯で墨をすり、素早く書きあげた

9時から朝食をとり、10時からはガイドのJBと今後のルートやスケジュールについてのブリーフィングが行われました。

ブリーフィング

その後はギアチェックです。事前に持参するよう指示されていた装備の中には、現地ガイドの判断で不要とされたものもあり、それらはベースキャンプのテントに置いていくことになりました。

ギアチェック
凍傷対策で持ち手の部分にウレタンを挟んでテープを巻くビンソン仕様に

続いて食料庫へ行き、3泊4日分の食料と行動食を各自で選び、パッキングしました。あわせてトイレセットも支給され、登山に向けた準備が整ってきた実感が湧いてきました。

フリーズドライ、シリアル、ラーメン、チョコバーなどから自分の好みの物を選ぶ

昼過ぎにはローキャンプ(標高2,780m)に向けて出発する隊の姿も見られました。

ソリを引いてBCを発つ隊

ファランドとテントの中で話をしながら、翌日の出発準備をしました。彼は各国の最高峰に登りながら世界中を旅しており、現在35ヵ国達成。7大陸最高峰は今回で5座目。登山だけでなく、スキューバダイビングなども楽しんでいるそうです。

「君の登山の目標は?」と聞かれたので、「いつか南極に来てみたいと思っていて、南極大陸最高峰に登ることが、私の登山の最大の目標で、いつか必ず実現させたいと考えていた大きな夢。今それが目の前に見えてきたところなので、これから先のことは、今はまだ考えられない」と答えました。自分の思いを言葉にすることで、改めてこの場所に立っている意味を感じました。

明日、予定では10時30分にいよいよベースキャンプを出発します。

順調にいけば7日にBCに戻る予定です

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