南極大陸最高峰ビンソンマシフ遠征記⑦新年
2026年を迎えました。
この時期の南極は一日中太陽が沈まないので、「初日の出」というのはありませんでした。

本来であれば、ビンソンマシフのベースキャンプで新年を迎える予定でしたが、気象条件が思わしくなく、山へ向かうことができないまま、ユニオングレイシャー基地での年越しとなりました。
昨夜は少し雪が降ったようで、朝起きるとテントの上にはうっすらと雪が積もっていました。テントを出た瞬間に感じる強い風。気温は−8℃、風速は7m。
ニューイヤーパーティーの余韻が残る基地では、まだ誰も起きてこない早朝の静けさが広がっていました。真っ白な大地に包まれたこの静かな時間が、とても好きです。その静寂の中、南極の氷を溶かした水を使い、書き初めをしました。

9時になると、「本日午前中のフライトはなし」というアナウンスが流れましたが、10時前には「飛ぶ可能性が高まったから準備して!」とのアナウンスが。
自然に翻弄されながらも、こうして南極で新しい一年を迎えられたことに、改めて感謝します。
では、準備してきます!


